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浦嶋子

浦嶋伝説は日本中にあるが、丹後半島にも三ケ所、浦嶋伝説が伝わっている。その中でも井根町本所に伝わる浦嶋神社(宇良神社)は、玉手箱と浦嶋物語の起源が8世紀と最も古く、異色である。


一般には、御伽草子の話が有名であるが、この、浦嶋神社に伝わる浦嶋の話は大きく異なっている。それでは、早速、ご紹介する。

伝説によると、浦嶋はツキヨミノミコトの末裔になっており、その名を「浦嶋子」という。彼は、筒川という所に住んでいて、当時、神社の辺りは海で、よく釣りをしていたようなのである。ある日、一匹も魚が釣れなくて、どうしたことかと思案していたら、五色の亀がやってきて、常世の国へ連れて行ったということである。そこで面白いことに、竜宮に入る前に七名の子供たちと八名の子供たちがやってきて、いたずらをするのだ。それを上手くかわさないと中に入れない仕組みになっている。どうも謎かけらしい……。しかも、中に入ったら、乙姫様がおり、一緒に高御座(たかみくら)にあがるのだ。高御座に上がれるのは本来天皇だけである。上がるためには色々な秘法を授からねばならない。そこで、色々な修行をしたようなのだが……。それでもある日、やはり帰りたくなって、玉手箱をもらって帰ると三百年も経っていたというわけだ。このあたりの事は、浦嶋神社に現存する絵巻に、リアルに表現されている。浦嶋の子孫にあたるという宮司さんが、わずかな入場料で丁寧に解説してくれる。神社に伝わる社宝、玉手箱等の遺物も拝観することができ、実に興味深い…。

浦嶋神社の近くに竜穴と呼ばれる穴があり、常世の国と行き来できると言われている。犬が入れるくらいの小さな穴であるが、中は石でふいてある。夏になるとその穴から冷風が吹いてくるので、おそらくどこかに突き抜けているだろう。昭和の頃、とある探検隊が調査に入った事もあったようだが、出口は見つからず結局調査打ち切りとなったようだ。また、過去には、村人が穴の中に犬を入れ三日三晩交代で監視し犬の帰りを待ったそうだが、犬が帰って来る事はなかった…。犬は知らない所に行っても帰って来るものなのだが…。深い穴の中で迷ったのか、それとも、常世へ行ってしまったのか…。あなたはどう思われるだろうか……。

浦嶋神社

住所:京都府与謝野郡伊根町字本庄浜141
TEL:0772-33-0721
交通:宮津、天の橋立駅より丹海(丹後海陸)バスにて丹後半島線廻り浦嶋神社前下車又は間人より経ヶ岬を廻って浦嶋神社前を下車。
ポイント:重要文化財の浦嶋明神縁起・玉手箱それにおとぎ話とは異なる浦島伝説が宮司さんの口から直接聞ける。近くには常世に通じるといわれる竜穴がある。

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